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松本邦夫さん(右)から店を引き継いだ島綾子さん(左から2番目)。松本さん、島さんの孫や娘、めいっ子も手伝った=加東市立滝野図書館
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松本邦夫さん(右)から店を引き継いだ島綾子さん(左から2番目)。松本さん、島さんの孫や娘、めいっ子も手伝った=加東市立滝野図書館

 香り高いコーヒーを提供し、憩いの空間として惜しまれながら5月末に終了した兵庫県加東市下滝野、市立滝野図書館内「ブック・カフェあじさい」が22日、装い新たに再開した。3年間、毎週土曜に営業していたが、店主がボランティア活動に専念したいと閉店。引き継いだ女性店主は「これからも笑顔の輪が広がる店に」と意気込んでいる。(中西大二)

 前店主は松本邦夫さん(67)=加東市。10年前に市の図書館評議員を務めたほどの本好きで、かねて「ここで本を読みながらコーヒーを飲んだらおいしいだろうな」と思っていた。3年前に市などに依頼し店をオープンした。

 当初は一日6人の利用だったが、次第に評判を呼び訪れる人が増加。多い日で60人近くが店に来るようになり、兵教大の学生ボランティアも店を手伝った。

 松本さんは、店は3年を区切りとし、今後は市社会福祉協議会と協力してボランティアネットワークの充実を図りたいとの希望があり、5月末で店を閉めた。

 地域住民から惜しむ声があったことから、市が会員制交流サイト「フェイスブック」を通じて呼び掛けたところ、同市の主婦、島綾子さん(44)が名乗りを上げた。島さんは接客が好きで、いずれは自分の店を持ちたいと思っていたという。

 店は「Book cafe くくる」と名を変えてオープン。この日は、松本さんも接客を手伝った。地元の50代男性は「一時は店がなくなって寂しかった。再開はうれしい」と喜んだ。島さんは「一杯のコーヒーからみんなが笑顔になる店にしたい」と話している。毎週土曜午後1~4時。

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