北播

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補修工事によって3段分低くなったブロック塀=小野市河合中町、亀鶴保育所
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補修工事によって3段分低くなったブロック塀=小野市河合中町、亀鶴保育所

 通学路のブロック塀が倒れ、女児が亡くなった大阪府北部地震から1年。18日に山形、新潟両県で起きた地震でもブロック塀の倒壊が相次ぎ、危険性が浮き彫りになった。法律に抵触する塀が多数あった兵庫県北播磨4市1町では、学校園で撤去や改修が進むほか、通学路沿いの民家などに補助金を出して撤去を促している。

 建築基準法施行令で、ブロック塀は高さ2・2メートル以下とすることや、1・2メートルを超える場合は3・4メートル以内の間隔で補強材「控え壁」を設置することなどを定める。大阪府北部地震の発生後、北播磨では、小中学校など20校園で建築基準法に触れるブロック塀が見つかり、子どもがボールを当てる投てき板で、危険なものも19施設で確認された。

 西脇市では、小中学校4校の投てき板を取り壊し、民有地に隣接する市役所と市職員駐車場で控え壁のなかったブロック塀を改修した。通学路の民家や事業所などを点検し、危険な塀など約200カ所を確認。上限20万円で3分の2まで補助する制度を昨年11月に新設した。今月までに17件の申請があり、補助対象額は約4万~30万円に上った。

 加西市は投てき板を小中10校で撤去し、控え壁がないトイレの目隠し板も含め、今春までに13校で約860万円をかけて撤去・改修をした。認定こども園と保育園は1園で工事が完了し、2園は対応を計画している。学童保育に使用する建物と、今は使用していない幼児園も工事を完了。公共施設では福祉施設と排水処理施設でブロック塀などを約40万円かけ改修した。個人住宅への補助制度は6件の申請があった。

 加東市は9小中学校でブロック塀を撤去。5月末までに民間家屋35軒に約500万円を補助した。194の公共施設のうち6施設で違法の恐れを確認し、昨年度中に5施設の当該箇所を撤去。撤去予定だった東条東体育館(天神)横のブロック塀は、現在は進入禁止で9月にも取り壊す。

 多可町は、小中学校3校の計4カ所で投てき板や危険ブロック塀の撤去や修繕を実施。公共施設では、同町八千代区中野間の八千代コミュニティプラザなど4施設にあった投てき板と塀を取り壊した。ブロック塀の一部に問題のあった認定こども園1施設は本年度中に改修を予定。1月に創設された補助金制度には2件の申請があった。

 小野市の小中学校6校は約1410万円をかけ、4カ所でブロック塀を撤去してフェンスを設置し、投てき板2カ所を撤去。99の公共施設のうち児童公園など4施設でブロック塀を撤去または補修した。三和町の旭団地では高さ1・8メートルの塀が残っているが、8月にも控え壁を設置する。

 一般民家などへの補助制度は48軒が利用。亀鶴保育所(河合中町)は長さ10メートルの塀をブロック3段分低くし、控え壁の中に鉄筋を入れた。補助総額は約690万円。補助は来年3月まで続ける。市まちづくり課の近藤勝豊課長(51)は「新潟でも大きな地震があった。補助を活用して危険な塀を減らしてほしい」と話した。(まとめ・笠原次郎)

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