北播

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たいまつを持ってあぜ道を練り歩く住民ら=加東市稲尾地区(加東市提供)
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たいまつを持ってあぜ道を練り歩く住民ら=加東市稲尾地区(加東市提供)
田園地帯に浮かぶたいまつの炎=加東市稲尾(加東市提供)
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田園地帯に浮かぶたいまつの炎=加東市稲尾(加東市提供)
たいまつを持って練り歩くお年寄りや子ども=加東市稲尾
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たいまつを持って練り歩くお年寄りや子ども=加東市稲尾

 稲の害虫を駆除し、豊作を祈願する農村の民俗行事「虫おくり」が29日夜、兵庫県加東市稲尾地区であった。地元の住民らがたいまつを手に、あぜ道を約1・5キロ練り歩き、田園地帯に光跡を浮かび上がらせた。

 虫おくりは、源平の争乱で、稲の株に馬がつまずき、討ち取られた武将斎藤実盛の恨みが、稲を食い荒らす害虫に化けたとの伝承に基づく。国内各地で行われていたが、農薬の普及以後、途絶えたところも多い。

 稲尾地区でも戦前に途絶えたが、世代間交流や村おこしを目的に、地元住民が再開を模索。1985年に虫おくり行事を復活させた同県多可町中区奥中地区を視察するなどし、2003年に再開した。

 この日、午後7時前に出発した約90人の行列は大たいまつを先頭に、「実盛人形」と呼ばれるわら製の馬と人形を掲げた。時折、大人と子どもらが「実盛さんのご上洛、稲の虫やお供せい」と掛け声をかけながら、鐘や太鼓の音色を梅雨空に響かせた。

 臼井保夫区長(69)は「お年寄りから子どもまで元気いっぱいに声を出せて良かった。災害もなく、稲の豊作を期待したい」と話した。(中西大二)

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