北播

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たいまつを手に、夜の道を歩く行列=6日夜、多可町中区奥中
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たいまつを手に、夜の道を歩く行列=6日夜、多可町中区奥中

 兵庫県多可町中区奥中で6日、田んぼの虫を追い払って豊作を祈願する「奥中稲の虫送り」が行われた。夜のとばりが下りると、たいまつなどを手にした約90人が、農道をゆっくりと歩きはじめ、谷あいの集落は神秘的な雰囲気に包まれた。

 田植えを終え、稲穂が出てくる頃、害虫を集落のはずれに送る伝統行事。平安末期の武将、斎藤実盛の乗る馬が、稲の株につまずいて討ち取られ、害虫の化身となった伝承から、実盛や馬を模した人形をかつぐことも。かつて全国各地で行われた。

 奥中地区では、第2次世界大戦の影響で一時途絶えたが、1985年、高齢者らの往時を懐かしむ声などを受けて復活した。以後、三世代交流の場として毎年、会食やゲームなども合わせて実施している。

 この日は日中から、たいまつなどを準備。午後7時半を過ぎ、神灯から火を採ると、一行は鐘や太鼓を打ち鳴らし、「実盛さんはご上洛、稲の虫はお供せい」と声を上げ、光の列をつくりながら約1・5キロを歩いた。(長嶺麻子)

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