北播

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播州馬鹿音頭の練習に臨む(後列左から時計回りに)富永千廣さん、別所孝さん、高橋貢さん、富永佳介さん=加西市中富町
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播州馬鹿音頭の練習に臨む(後列左から時計回りに)富永千廣さん、別所孝さん、高橋貢さん、富永佳介さん=加西市中富町

 兵庫県加西市中富町で14日夜に開かれる「観音堂の夏祭り」で、明治時代から歌い継がれてきた民謡「播州馬鹿音頭」の盆踊りが披露される。音頭名には「バカになって踊りを楽しむ」との意味があるといい、子どもから大人までが毎年、参加する。今年は同音頭保存会の世代交代もあり、地域の伝統が引き継がれていく。

 「大工の元治 さすが大工じゃ 手抜きの早さ 壁を切り抜き お初を逃がし お伊勢様へと 早ぬけ参り」

 大工の元治と建具屋の娘お初の恋を歌う。浪曲調の節回しで、踊りは阿波踊りに似ている。戦争で一時中断した後、復活してまた途絶えたが、1985年ごろからは毎年、住民らが踊っているという。

 保存会は住民らで2004年に結成し、現在は約10人が所属する。三味線や太鼓、唄、はやしを担う。今年は10年ほど代表を務め、歌い手の1人だった富永千廣さん(69)が引退。協賛の立場で三味線を担ってきた加西民謡研究会会主の別所孝さん(77)も退いた。2人とも高齢になり、後継者ができたためだ。

 富永さんは「後輩たちがよく育ってくれた。音頭は地域のつながりを強める意味があり、これからは一住民として支えていきたい」と感慨深げ。新しい代表は高橋貢さん(60)が、三味線は富永さんの長男佳介さん(47)が引き継ぐ。

 新代表の高橋さんは「ずっと続いてきたものを残したいという思いがある。歌が好きなので、歌い手としてもできる限り続けたい」と意欲を見せる。佳介さんは「自分も歴史の一員となって、次の後継者につないでいきたい」と話している。(森 信弘)

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