北播

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市道の開通で、一時停止線が新たに定められた県道=加西市市村町
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市道の開通で、一時停止線が新たに定められた県道=加西市市村町
交差点で衝突し、大きく破損した乗用車。右奥には転落した車が見える=9月4日、加西市市村町
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交差点で衝突し、大きく破損した乗用車。右奥には転落した車が見える=9月4日、加西市市村町
神戸新聞NEXT
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 兵庫県加西市市村町の県道交差点で一時停止の場所が市道から県道に代わり事故が相次いでいる問題で、変更から半年近くたった今も事故は続いている。加西市なども対策を講じているが、3月末~9月の事故は6件に上り、うち1件は重傷者も出た。地元では、信号機の設置を求める声が高まっている。(森 信弘)

 交差点は、東西を走る県道中寺北条線と、北から来る市道で丁字路だった。3月28日に交差点の南側が開通し十字路に。市道は中央線のある片側1車線で、中央線のない県道よりも広く、同署は一時停止線を市道から県道に付け替えた。

 しかし、開通翌日の29日に事故が発生。その後、4月に2件、5月、7月、9月4日と1件ずつ続く。5件は軽傷の事故だったが、7月には70代男性が重傷を負った。いずれも県道を東進して来た車が一時停止をしなかったため、市道を北進か南進して来た車と出合い頭に衝突している。

 これまでに関係機関はさまざまな手を打ってきた。「止まれ」の文字が書かれた路面を赤く塗ったり、赤色灯やカーブミラーを付けたり。加西署員が朝夕、現場に立ったこともあり、同署交通課は「周知は進んだはずだが…」と頭を抱える。

 地元の富田地区区長会は4月、同署に信号機設置の要望書を提出。加西市議会の9月定例会にも請願書を提出した。同地区代表区長の石芳博さん(68)は「地元では開通前から心配していた。市道には歩道もあり、歩行者が巻き込まれないか心配だ」と危機感を募らせる。

 警察庁の指針では、信号機を付けるには車がすれ違える道幅が必要で、県道の拡幅が必要になる。市土木課は「視覚的な対策は精いっぱいやったつもりだが、加西署や県と協議し、さらに何ができるか考えたい」としている。

【交通事故調査会社「交通事故鑑定ラプター」(千葉県)中島博史所長の話】 写真などで見たところ道路に構造上の問題は見られない。一時停止ではないと思い込んでいるか、一時停止を守らない習慣の人たちが通っているのではないか。現場は看板などもあり、注意して走っていれば見落とすことはない。信号機以外の対策では、かまぼこ状の段差を作る「ハンプ舗装」で速度を落とさせる方法もある。それを見てスピードを落とせば、段差を通る際の騒音も問題にならない。

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