北播

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病院への送迎サービスを利用する高齢夫婦。代表の高橋一夫さん(右)がマイカーで送り迎えをする=小野市葉多町
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病院への送迎サービスを利用する高齢夫婦。代表の高橋一夫さん(右)がマイカーで送り迎えをする=小野市葉多町
地域の催しでたこ焼きを焼くおの地域通貨「かもン」の女性会員ら=2015年7月、小野市粟生町
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地域の催しでたこ焼きを焼くおの地域通貨「かもン」の女性会員ら=2015年7月、小野市粟生町

 兵庫県小野市の市民グループ「おの地域通貨『かもン』」が2011年に発生した東日本大震災以降、神戸新聞厚生事業団に毎月送ってきた義援金の寄託が7日、100回に達する。8年にわたり被災地に心を寄せ、少額からでもこつこつと送り総額は88万6千円に。高橋一夫代表(71)=小野市=は「兵庫という遠い場所にも東北を思っている人がいることを知ってもらいたい」と話す。

 住民同士の助け合いを推進するため、地域通貨の勉強会参加者で04年に発足した。病院の付き添いや庭の手入れなどのサービスを提供し、対価として地域通貨「かもン券」を流通させ、野菜の売買などにも活用。現在はサービスを提供するメンバー59人が所属し、かもン券の利用は18年度に547回あった。

 自動車の運転免許証を返納した男性(85)=小野市=は月に2回、病院への送迎サービスを利用。妻(78)は「タクシーだと往復で4千円以上。年金暮らしにはきつい額なのでとても助かっている」と感謝する。

 地域通貨を流通させる以外にも、商店街で子どもの居場所をつくる寺子屋活動の担い手となり、地域の祭りで焼きそばなどの店を出す活動も。その謝礼や売り上げを11年7月から東日本大震災の被災地へ義援金として寄託するようになった。毎月1万円を目標に、16年の熊本地震と18年の西日本豪雨では、東日本大震災向けと平行して被災地に義援金を届けた。

 メンバーの平均年齢は70歳前後と高齢化しているが、病院の送り迎えなどで同世代の世話をするのが元気の源になっているという。高橋代表は「今後は寄付の10周年を目指し、無理せず楽しみながら続けていきたい」と話している。(笠原次郎)

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