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地域の風土に根ざしたまちづくりについて語る中島秀豊さん=中コミュニティプラザ
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地域の風土に根ざしたまちづくりについて語る中島秀豊さん=中コミュニティプラザ

 熊本県人吉市で、JR肥薩線の無人駅を再生したレストランなどを経営するクラシックレールウェイホテルの中島秀豊社長(43)=兵庫県丹波篠山市=が19日、兵庫県多可町中区茂利の中コミュニティプラザで講演した。「旅情で繋がる日本のふるさと」と題し、月にわずか7人だった駅利用者を100倍以上にまで増やした秘訣などを語った。(長嶺麻子)

 町定住推進課の主催。県南部の九州山地に囲まれた人吉市の人口は、約3万2千人と同町の1・5倍ほど。中島さんは、丹波篠山市で味まつりの事務局や数々の古民家再生に携わった。人吉市からの依頼を受けると、約3年かけて同市を取り巻く動向を探り、無人駅のレストランや旧駅長官舎の古民家ホテルを生みだした。

 中島さんはまちづくりで必ず行ってきたのが「土地の歴史と風土の調査」と明かし「行政がやりがちなのは、どこかの成功事例をそのまま持って来ること。地域の背景を取り込んだ、独自のものを作らないと」と指摘した。

 「希少な自然景観や豊富な農作物があっても、地元の人は当たり前として気付かない」と中島さん。人吉市では日帰りの観光客が増えていたものの、十分な宿泊施設がない点に着目し、JR九州や行政、地元金融機関などとの連携の仕組みを作り、同ホテルの開業につなげた経緯を語った。

 「ターゲットをどこに置き、地域のどの魅力を生かし、どんなサービスをするか」がポイントと強調。連携の際は「相手の立場を考えた無理のないお願いをし、将来的な展望を共有することが大事だ」と語った。

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