北播

  • 印刷
開発した教材を紹介する農林水産省のホームページと小林裕子さん=兵庫教育大
拡大
開発した教材を紹介する農林水産省のホームページと小林裕子さん=兵庫教育大

 阪神・淡路大震災から25年を迎えるのを前に、兵庫県加東市下久米、兵庫教育大大学院の院生で非常勤講師小林裕子(54)さんが、災害時の食の大切さや調理法を学ぶ教材を完成させた。水をほとんど使わない調理法や、栄養バランスに配慮した献立を考えさせる内容で、農林水産省のホームページからダウンロードできる。小林さんは「命を守るためには知識と実践が大切」と家庭科の授業での活用を呼び掛けると共に「自宅でも気軽に取り組んで」と話している。(中西大二)

 小林さんは三木市の自由が丘中学の家庭科教師を務めていた2015年に、教員派遣制度で同大学院に入り、それまであまり注目されていなかった「食」をテーマにした防災教育に取り組んだ。その間、防災士の資格を取り、日本災害食学会にも所属。いったん、同中学に戻ったが、研究を続けるため同大学院に通う。

 17年には論文を書き上げたが、教育現場や市民に広く知ってもらいたいと思っていたところ、農水省の担当者らの目に留まった。昨秋から論文を基に同省の意見も聞き、教材の形で配信を始めた。

 教材はパワーポイントやワークシートなどがセットになっており、授業にもすぐに使える。阪神・淡路以降、各地で起こった災害事例から、緊急時の食の課題を提示。水を極力使わず、耐熱性ポリ袋などを利用した調理法を紹介し、調理時間も設定する。栄養バランスに配慮した献立も考える仕組みで、実践を通して必要な備えや工夫を学べる。

 また、普段から食べて買い足すローリングストック法の重要性も解説。小林さんは「日常での取り組みが大切。アウトドア感覚でもいいので家庭や友人と活用してほしい」と訴える。小林さんの中学校家庭科向け学習指導案「災害時の食」は、同省の「家庭備蓄ポータル」からダウンロードできる。

北播の最新
もっと見る

天気(9月27日)

  • 26℃
  • ---℃
  • 30%

  • 24℃
  • ---℃
  • 50%

  • 27℃
  • ---℃
  • 20%

  • 27℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ