北播

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山田錦を生産する自身の田んぼを背に受賞を喜ぶ藤原健治さん=加東市
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山田錦を生産する自身の田んぼを背に受賞を喜ぶ藤原健治さん=加東市
妻の美哉子さん(右)も生産を手伝い、授賞式には2人で臨んだ=1月、東京都内(藤原健治さん提供)
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妻の美哉子さん(右)も生産を手伝い、授賞式には2人で臨んだ=1月、東京都内(藤原健治さん提供)
藤原健治さんが育てた昨年秋の山田錦の田んぼ=加東市(本人提供)
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藤原健治さんが育てた昨年秋の山田錦の田んぼ=加東市(本人提供)

 日本酒「獺祭」の蔵元で知られる旭酒造(山口県)が酒米山田錦の生産者を対象にしたコンテストを初めて開き、兵庫県加東市藤田の生産グループ藤田山田錦部会の藤原健治会長(75)=同市=が準グランプリに輝いた。全国の出品者45人の中から、品質の高さで第2位に選ばれた。健治さんは「山田錦の古里だけに、面目を保った」と喜びつつ「次は頂点を狙う」と闘志を燃やしている。(中西大二)

 コンテストは「最高を超える山田錦プロジェクト」と銘打って、同酒造が農家により品質の高い山田錦を作ってもらおうと企画。1位のグランプリの米は、50俵を通常価格の25倍となる2500万円で、2位は50俵を1千万円で買い取った。

 昨秋に収穫した米を対象に審査。約160人がエントリーしたが、選考基準が厳しく、天候不良もあって予備審査に出品できたのは45人だった。専門家によるツヤや着色のチェックに加え、機械による分析などで順位が決まった。

 ドローンや高精細のカメラなどハイテクを駆使した「スマート農業」で挑む農家もいたが、この道半世紀の健治さんは経験に裏打ちされた感覚で取り組んだ。

 甲子園球場の1・5倍に上る広大な田んぼを歩いて目視で稲の生育を見極め、肥料の量や散布に適切な時期を定めた。「夏が勝負」と言い、地中の根をしっかり張り巡らせるため、7月に一度、田んぼの水を抜く作業は特に慎重を期した。害虫対策として、炎天下での草刈りも入念にした。

 藤田地区は山田錦の特A地区。また、全国で唯一、同酒造が地区全体の米を買う契約を結ぶだけに、プレッシャーを感じながら知らせを待ったという。今回、健治さんのほか、同地区の藤原善雄さんも入賞した。

 健治さんは賞金1千万円で農機具を購入し、今年もコンテストに挑む。「山田錦の特産地で暮らす生産者である以上、今年もそのプライドを懸けて挑戦する」と意気込んだ。

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