北播

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タイムカプセル(奥)に入っていた自作のラシャ切りばさみを手にする(右から)井上隆敏さん、井上日吉さん、河島金次さん=河島製鋏所
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タイムカプセル(奥)に入っていた自作のラシャ切りばさみを手にする(右から)井上隆敏さん、井上日吉さん、河島金次さん=河島製鋏所

 兵庫県小野市敷地町の理美容ばさみ製造業「河島製鋏所」で27日、1978年に埋められたタイムカプセルが開封された。当時の職人が作ったラシャ切りばさみが入っており、作った本人が手に取って当時を懐かしんだ。

 1893年の創業。2代目の故河嶋義一さんは播州でラシャ切りばさみの創始者5人衆に数えられ、50数人の弟子を育てた。その弟子らが義一さんが亡くなった5年後、会社敷地内に顕彰碑を立て、義一さんに関する資料などを埋めた。

 義一さんの孫の4代目社長令知さん(59)が、当時の製法に関心を持ったことからタイムカプセルの開封を決断。ステンレス製の筒型カプセル(高さ30センチ)を開けると、当時のラシャ切りばさみ8丁が現れた。

 義一さんの弟子で現役のはさみ職人井上隆敏さん(76)=小野市=は「生きている間にこのはさみを見られるとは」と感慨深げ。河島金次さん(75)=同市=は「親方の名を汚さぬよう頑張った」。上皇ご夫妻にラシャ切りばさみを買ってもらったという井上日吉さん(81)=同市=は「はさみを金のような良いものにしてから売れという教えを思い出した」と懐かしんだ。(笠原次郎)

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