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手話通訳用の手作りフェースシールドと、絵と指先で症状を伝えるコミュニケーションシート=加東市社
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手話通訳用の手作りフェースシールドと、絵と指先で症状を伝えるコミュニケーションシート=加東市社

 新型コロナウイルス感染症の拡大でマスク着用が定着する中、聴覚障害者に言葉が分かりやすいようにと、兵庫県加東市職員で手話通訳士山田美香子さんが医療現場で使う手話通訳用の「フェースシールド」を手作りした。聴覚障害者は手話に加え、表情や口話から言葉を理解するため、顔が透けて見えるようになっている。

 市は2014年、手話を言語と位置付け、耳の不自由な人が暮らしやすい環境を整える目的で手話言語条例を制定。手話通訳者らを増やす目的で市民向けの講習会などを開催、昨年からは手話強化週間も設定した。

 手話通訳士には聴覚障害者らから年間、約100件の派遣依頼があり、病院で対応することが多い。だが、院内では同感染症の影響でマスクを着けるケースが増え、表情が読み取りにくい。このため、山田さんは透明のラミネートフィルムで顔が隠れない簡易なフェースシールドを考案した。

 頭に巻くゴムやおでことの接触部分に付けたメラミンスポンジは100円ショップで購入。簡単に分解でき洗浄も可能。16日には病院で初めて使い、問題なく意思疎通ができたという。

 今回、絵と指先で症状を伝えるコミュニケーションシートも作成。山田さんは「今後はタブレットから遠隔での通訳も検討するなど、状況に合わせてさまざまな支援を考えたい」と話す。(中西大二)

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