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小型情報端末のテレビ電話機能を使い、画面越しに面会する家族ら=栄宏会小野病院
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小型情報端末のテレビ電話機能を使い、画面越しに面会する家族ら=栄宏会小野病院

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、入院患者との直接の面会を停止している兵庫県小野市天神町の栄宏会小野病院で、テレビ電話を活用した「IT(情報技術)面会」が行われている。衣類の交換などで訪れた家族らが、小型情報端末の映像を見ながら患者と話し、「元気そうで良かった」と安心している。(笠原次郎)

 同病院は3月上旬から、面会を停止。現在は看護師が玄関で、赤外線を使った非接触式体温計で来訪者の体温をチェックするなど病院外からのウイルス侵入に神経をとがらせている。

 入院用には112床があり、ほぼいっぱい。患者の平均年齢は70代後半で、スマートフォンのテレビ電話機能を使いこなせる人はほとんどいない。そこで小型情報端末を4台購入し、病室と1階カフェスペースに2台ずつ置いた。最多で1日10組の予約を受け、看護師の業務が比較的少ない平日の午後2時半~5時にIT面会を行っている。

 入院は最長で半年。久しぶりに家族とテレビ電話で話した人が笑顔になっているという。門脇誠三院長(72)は「高齢者が家族に会うことができないのは心苦しかった。テレビ電話を使った人が喜んでいるのを見るとうれしい」と話す。

 明石市の男性会社員(55)は背骨の圧迫骨折で入院している父(85)=小野市=を見舞うため、母(78)=同、妹(52)=小野市=と来院した。

 顔を合わせるのは約1カ月ぶり。父に「何か足りないものはないか」と尋ねると、「酒が足りん」と冗談が返ってきた。母は「憎まれ口を言っているのは元気な証拠」と笑顔を見せ、男性会社員も「いつもの元気そうな話し方で安心した」と喜んでいた。

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