北播

  • 印刷
特攻隊員の遺書を基に製作された映像の一場面。俳優が遺書を朗読する=加西市鶉野町
拡大
特攻隊員の遺書を基に製作された映像の一場面。俳優が遺書を朗読する=加西市鶉野町
巨大防空壕の入り口。防空壕自体も戦争遺産として活用する=加西市鶉野町
拡大
巨大防空壕の入り口。防空壕自体も戦争遺産として活用する=加西市鶉野町
巨大防空壕を利用してオープンしたシアターと映像の1場面=加西市鶉野町
拡大
巨大防空壕を利用してオープンしたシアターと映像の1場面=加西市鶉野町
防空壕シアターで上演される映像の1場面=加西市鶉野町
拡大
防空壕シアターで上演される映像の1場面=加西市鶉野町
映像が上演される防空壕シアターの内部=加西市鶉野町
拡大
映像が上演される防空壕シアターの内部=加西市鶉野町

 兵庫県加西市鶉野町の巨大防空壕(ぼうくうごう)で21日、公開が始まる特攻隊員の遺書を基にした映像作品。鶉野飛行場跡の周辺で進む戦争遺跡群整備の一環で、平和教育や観光振興を目指した事業が徐々に進められている。

 会場となる巨大防空壕は、神戸大学の敷地にあり、高さと横幅が約5メートル、奥行き約15メートル。市が貸与を受け、2018年度までに電気配線や最低限の補修をした。ガイドツアーなどで利用してきたが、一般に広く公開するのは初めてという。

 同市は先行して、同飛行場の工場で組み立てられていた「紫電改」の実物模型を制作し、公開。本年度には、展示や物販、飲食機能などを備えた拠点施設の建設も始める。

 映像作品は3本あり、それぞれ約20分。現代からタイムスリップして、特攻隊員らの思いを聞くとの設定で、全国各地の19~39歳の特攻隊員の遺書を各3人ずつ俳優が朗読する。特攻に赴く決意に加え、兄弟に両親のことを頼んだり、妻に子どもたちを託したりといった家族への切実な最後の思いを紹介していく。

 16日に開かれた試写会では、上映に先立ち、同市の西村和平市長が戦争遺跡群の整備に触れ、「一つずつ目指している姿に近づいている」と話した。映像の基になった遺書などを収集し、作品を監修した戦史研究家の上谷昭夫さん(81)は「紹介されるのは隊員たちの『最後の言葉』。映像になったことでより伝わりやすくなった」と完成を喜んだ。(小日向務)

北播の最新
もっと見る

天気(7月8日)

  • 28℃
  • 23℃
  • 90%

  • 28℃
  • 23℃
  • 80%

  • 29℃
  • 24℃
  • 80%

  • 28℃
  • 23℃
  • 90%

お知らせ