北播

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ビニールに囲まれたクリーンルーム(左)。この中でアローズ5Gが生産されている=ジャパン・イーエム・ソリューションズ
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ビニールに囲まれたクリーンルーム(左)。この中でアローズ5Gが生産されている=ジャパン・イーエム・ソリューションズ
高速通信が可能なアローズ5G。精密機器にもかかわらず、洗浄できるのが特徴。全国のドコモ取扱店で販売される=ジャパン・イーエム・ソリューションズ
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高速通信が可能なアローズ5G。精密機器にもかかわらず、洗浄できるのが特徴。全国のドコモ取扱店で販売される=ジャパン・イーエム・ソリューションズ
虫眼鏡で見る、スマホの微細な部品。5G対応では約9千点が取り付けられるという=ジャパン・イーエム・ソリューションズ
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虫眼鏡で見る、スマホの微細な部品。5G対応では約9千点が取り付けられるという=ジャパン・イーエム・ソリューションズ

 「メード・イン・ジャパン」は「メード・イン・カトウ」-。

 海外製が席巻する日本のスマートフォン市場。コスト競争が激しく、人件費が日本よりも安い海外生産が常態化する中、富士通コネクテッドテクノロジーズ(神奈川県大和市)は「高い品質と信頼」を掲げ国産スマホを提供する。その端末を生産する唯一の工場が兵庫県加東市にある。高速、大容量の次世代通信規格「5G」のサービスが始まり、同社の主力商品「アローズ」の5G対応モデルも30日から、発売される。工場は今、生産のピークを迎えている。(中西大二)

 ホコリから部品を守るため、ビニールに囲まれたクリーンルーム。専用の機械で、基板など部品を取り付けられたスマホが、ベルトコンベヤーから次々と運び出されていく。

 製造業「ジャパン・イーエム・ソリューションズ(JEMS)」(加東市佐保)。5Gスマホの工程の多くは機械で生産されていき、最後は人の五感でチェックする。日本人や技能研修を受けたベトナム人らが真剣なまなざしで、正常に動くかのテストを重ね、ニッポンのものづくりの現場を支える。

 同社のルーツは1985年にこの地に進出した富士通周辺機。2007年から携帯電話を生産し、現在は製品の開発から製造、出荷に加え、修理体制も完備する。関係者は「加東市は神戸港や関西国際空港に近く、部品の調達が便利。何より地理的に日本の中心に位置し、商品の発送や修理の受け付けにも最適」と話す。

 最新機種が出荷されるとはいえ、国内の5Gエリアは限られ、同市でも未整備。だが、工場内では今秋、スポット的な「ローカル5G」を導入する予定。大容量の情報処理システムを人工知能(AI)とつなげ、業務の効率化と品質向上に磨きをかけるのが狙いだ。

 高橋英明社長は「高い品質と安心のサポートはメード・イン・ジャパンの強み。さらなるコストダウンのためにも、最先端のものづくり環境を目指す」と意気込んでいる。

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