北播

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航空写真で見ると、堀井城(左上)と河合城(下)と小堀城(右上)が逆三角形になっている(昭和40年代撮影)=小野市立好古館
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航空写真で見ると、堀井城(左上)と河合城(下)と小堀城(右上)が逆三角形になっている(昭和40年代撮影)=小野市立好古館
堀井城の場所が分かる明治時代の字限図=小野市立好古館
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堀井城の場所が分かる明治時代の字限図=小野市立好古館

 室町幕府の拠点・京都につながる街道と加古川舟運の発着点が交わり、交通の要衝だった地域にあった三つの城を紹介する企画展が、小野市立好古館(兵庫県小野市西本町)で開かれている。同市河合地区の河合、堀井、小堀の3城で、加古川右岸に逆三角の形で築かれた。同地を支配した赤松氏らについても古文書などで紹介している。(笠原次郎)

 同地区に「堀井城跡ふれあい公園」が1日、オープンしたのを記念して企画。同公園では市内外の住民が、天然芝のグラウンドゴルフ8コースを月曜日を除いて毎日、無料で使うことができ、にぎわっている。

 堀井城は室町時代の平城。東西約100メートル、南北約120メートルに広がり、土塁と堀で囲まれている。西播磨出身の赤松氏一族が建てたとみられる。堀井城から約600メートル東南には河合城(現在の新部町)、約600メートル東には小堀城(現在の河合中町)があった。

 3城が近接していた点について、同館の石野茂三(しげみ)館長(70)は「大規模な三つの中世城館が『城館トライアングル』を形づくっていた。全国的にも大変貴重な遺跡群だ」と解説。京都からの軍勢が1日で移動する距離にあり、加古川を渡ってから休憩するのに都合が良い立地だったという。

 展示では、赤松氏の一族である西播磨出身の上月氏が移り住んだ証拠となる古文書や、小堀城跡から出土した皿など約40点が並ぶ。明治政府が地租改正に伴い作った河合西町の「字限図」は字の境界を示す史料で、初めて公開されている。石野館長は「三つの大きな城があった河合地区の先人の暮らしや偉大さを体感してもらえれば」と話す。

 12月20日まで。一般200円。敬老月間の9月は65歳以上が入場無料。月曜休館。小野市立好古館TEL0794・63・3390

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