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浴衣姿で撮影を楽しむインドネシアの技能実習生=コミセンおおべ
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浴衣姿で撮影を楽しむインドネシアの技能実習生=コミセンおおべ

 今月、開催される予定だった「小野まつり」が中止になり、浴衣を着て参加するのを楽しみにしていたインドネシア技能実習生の着物姿を、兵庫県小野市の住民有志が撮影し、「日本の思い出になるように」とプレゼントする。中止を残念がっていた実習生がカメラに笑顔を向け、地元住民との距離が縮まっている。(笠原次郎)

 同市の大部地区では、食品会社に勤めるインドネシアの技能実習生31人が暮らす。地元の住民と実習生は2年前から、浴衣を着て小野まつりの舞台で踊り、親交を深めてきた。

 ところが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止に。このため、コミセンおおべ(敷地町)の職員が、「おおべ写真クラブ」に撮影を依頼。住民から寄贈された浴衣約20着を使って、7月下旬から計4回、撮影会を開いた。実習生は全員が参加。同クラブの神内(じんない)信夫代表(70)=小野市=らが浴衣姿の実習生に扇子や和傘を持たせ、笑顔を引き出して多彩なカットを撮った。

 実習生(23)=同市=は来年のまつりを待たずに帰国する。工場の同僚が3年前にプレゼントしてくれた紅色の浴衣に身を包み、照れながら写真に納まった。「久しぶりに浴衣を着られてうれしい。写真も楽しみ」と喜んだ。

 写真の印刷代には、区長会が負担している人権啓発活動費を充てる。大部地区の代表区長を務める大島育雄さん(66)=同市=は「実習生は最近、顔を見るとあいさつしてくれるようになった。親しくなったインドネシアの人たちの笑顔が見られてうれしい」と話している。

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