北播

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設置された特徴などを紹介する解説看板と地元の住民たち=加西市常吉町
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設置された特徴などを紹介する解説看板と地元の住民たち=加西市常吉町
市文化財に指定された「浮彫阿弥陀如来坐像」=加西市常吉町
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市文化財に指定された「浮彫阿弥陀如来坐像」=加西市常吉町

 兵庫県加西市常吉町にある市指定文化財「浮彫阿弥陀如来坐像(うきぼりあみだにょらいざぞう)」の解説看板が設置されて20日、同町の阿弥陀堂で記念の公開が始まった。制作時期は鎌倉時代中頃までさかのぼるとされ、古墳に納められていた石棺の一部を転用した可能性があるという。公開は22日まで。(小日向務)

 全高約106センチで、幅約56センチ、厚さ約9センチ。同市では3番目に古く、板状に整えられた凝灰岩の上半分に彫られている。今年3月に文化財指定された。

 下半分には彫刻がなく、もともとは土に埋められていたが、いつからかお堂の本尊となったらしい。像には削られた痕跡があり、薬の素材やまじないとして使われた可能性が高いとみられる。市教育委員会の担当者は「石仏が堂内安置に変わったことや、一部が削られていることは、石仏への信仰の移り変わりを考える上で貴重」と説明する。

 地元では、常吉町東部のため池が氾濫した際、治めるために阿弥陀堂を建て石仏を祭った-との言い伝えが残っているという。町東部の住民が毎年8月21日、「あみださん」と呼ばれる祭りを開き、ご詠歌を唱え、数珠繰りなどをしている。普段、阿弥陀堂は閉じられており、次回の公開は検討中という。

 常吉町自治会の柴田康敏会長は「地元でも指定前には知らない住民が多かった。地域に歴史があることを示す重要な石仏として大切にしたい」と話す。

 公開は各日とも午前9時~正午。柴田会長TEL0790・47・1122

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