北播

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紅葉の季節、色鮮やかな木立に囲まれた「引退ポスト」=播州清水寺(同寺提供)
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紅葉の季節、色鮮やかな木立に囲まれた「引退ポスト」=播州清水寺(同寺提供)
森の中の引退ポスト。季節が変わるとまた違った雰囲気を醸し出す
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森の中の引退ポスト。季節が変わるとまた違った雰囲気を醸し出す
雪景色の中の引退ポスト
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雪景色の中の引退ポスト
青いモミジにも映える引退ポスト
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青いモミジにも映える引退ポスト
彩る紅葉の中でたたずむ引退ポスト
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彩る紅葉の中でたたずむ引退ポスト

 まるでジブリの世界-。西国三十三所巡礼25番札所で日本遺産、播州清水寺(兵庫県加東市平木)の境内にある郵便ポストが「インスタ映え」するとして静かな人気を呼んでいる。現在は使われておらず、その名も「引退ポスト」。昔ながらの丸型はレトロ感が漂い、どこかかわいらしさも。紅葉シーズンは特に映えるといい、同寺の関係者は「山上のおいしい空気を吸いながら撮影を楽しんで」と話している。(中西大二)

 引退ポストがあるのは本坊の南側。戦前からあり、当時は今の場所よりも20メートルほど下の山道近くに立っていたという。1955年ごろまでは“現役”で、郵便局員が2日に1回、郵便物を回収していた。

 その後、別の場所に新しいポストが設置された。このため、古いポストは使われなくなり、いつしか倒れてしまった。郵便局の関係者から「鋳型のポストは珍しいですよ」と聞いた清水谷善英住職(81)が20年前に今の場所に置いた。

 時を経て、3年ほど前から「ポストの場所を知りたい」と観光客らが訪ねてくるようになった。次第に写真投稿サイト、インスタグラムで「引退ポスト」の名で話題になるように。今春以降は、新型コロナウイルスの影響下でも来訪者が絶えず、投稿は増え続ける。

 インスタでは、写真と合わせて「ジブリの映画に出てきそう」「ノスタルジック」といったコメントも。中には、「投函(とうかん)したらあの世にいる大切な人に配達してくれそうな…」との内容もあり、ポストを包み込む森は、人を非日常の世界へ誘う空間となっている。

 同寺によると、ポスト周辺のモミジは段階的に色が変わり、「グラデーションが美しい」とか。「広い境内はお参り以外でも楽しめる。ポストを見ながら四季の移り変わりを味わってもらいたい」としている。

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