北播

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山田錦で醸した日本酒(後方右)と鴨川清水(同左)で作ったせっけん=加東市河高
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山田錦で醸した日本酒(後方右)と鴨川清水(同左)で作ったせっけん=加東市河高
自身が手作りしラッピングもしたせっけんを持つ谷佳央梨さん=加東市河高
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自身が手作りしラッピングもしたせっけんを持つ谷佳央梨さん=加東市河高

 兵庫県加東市下滝野でリラクゼーションサロンを営む谷佳央梨さん(37)が山田錦で醸した日本酒と加東市北東部の伏流水「鴨川清水」で作ったせっけんを開発した。「子どもから大人まで安心して使える」と谷さん。美をテーマに加東の新しい特産物を目指しており、同市観光協会も販売面などでサポートしていく。(中西大二)

 谷さんは同県多可町出身。社高を経て短大を卒業後、大手リラクゼーション会社に勤務し、6年前から自宅でサロンを開く。硬くなった筋肉をほぐすためにオイルを使う「筋膜リリース」などの療法を行い、アロマを使った香水や虫よけも手作りする。

 せっけん作りのきっかけは、県などでつくる東条川疏水ネットワーク博物館会議の一環で、9月に開催された大阪大大学院による疏水をキーにした地域おこしのワークショップ。女性起業家として参加し、院生らから東条川の水を使った化粧水作りの提案を聞いた。洗顔用スポンジとして人気がある古里・多可町の「凍りこんにゃく」のように、加東の特産を生かした美容に関する特産品ができないか考え始めたという。

 加東市観光協会や知人に相談したところ、「鴨川清水」の存在を知った。化粧水に適した軟水だったため、山田錦を使った日本酒でせっけん作りを開始。オリーブオイル、米油、水酸化ナトリウムなども使い約1カ月間、乾燥させて完成させた。「お菓子作りの感覚でした」と谷さん。せっけんはチーズのように見え、素朴な色合いが手作り感を伝える。

 日本酒と鴨川清水の組み合わせたものと、日本酒のみの2種類あり、清水を加えた方はさっぱり感が特徴。日本酒だけのものはしっとりとしている。使った友人らから「匂いが気にならない」「泡立ちや泡切れがいい」など好評だった。

 新型コロナウイルスの影響で日本酒需要が伸び悩む中、山田錦の消費拡大と新たな特産物を模索していた同市観光協会も協力。「加東市産山田錦にこだわったせっけんを、地域の活性化につなげたい」と、年内の発売を目指す。谷さんは「加東伝の助の頭の形などさまざまな形にできないか」とイメージを膨らませ、「お酒が飲めない人でも新しい日本酒の楽しみ方として利用してもらえれば」と話している。

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