兵庫県小野市上本町のおの夢館で、同県加東市梶原の竹村和代さん(68)が主宰する押し花教室「和(なごみ)」の展覧会が開かれている。会場には、竹村さんと9人の生徒が制作したアート作品約70点が展示され、訪れた人を楽しませている。
竹村さんは2000年に押し花を始めた。2年後にはインストラクターの資格を取って教室を開いた。「好きなテーマを好きなように作ろう」をモットーに、和やかな雰囲気で生徒たちを教えている。
作品で目を引くのは、風景をテーマにした作品の数々。京都の金閣寺を水彩画のように表現した力作は、屋根をドングリの葉、池のコイは白いバラを使うなど創意工夫を凝らした。
また、亡き母親が好きだったというシュウメイギクを使ったものや、色合いや形が似ているルドベキアでひまわり畑をかたどった作品もある。
竹村さんは「世界に一つだけしかない作品ばかり。花や葉っぱ、野菜などアイデア満載の押し花を見に来て」と呼び掛けている。
30日まで。午後1~5時。水、日曜と祝日は休み。おの夢館TEL0794・63・2126
(杉山雅崇)
