高さ約4メートルにまで伸びた皇帝ダリアが、兵庫県加西市大内町の五社神社近くの畑で見頃を迎えている。畑にある作業小屋の屋根を越えるまでに伸びた茎に、薄紫の花がいくつも咲き乱れる。
皇帝ダリアは、キク科に属するダリアの仲間。茎が木のように堅くなることから「木立ダリア」とも呼ばれる。
畑で咲く皇帝ダリアは、近くの増田一美さん(74)が約10年前に植え、育ててきた。2カ所の株から計約25本の茎が伸び、数多くの花を付けている。背が高い分、風に弱く、今年は初めて支柱を添えたという。
増田さんは「根元にまいた米ぬかが、いい肥料になったのか、よく伸びた」と推測する。8月に人の背丈ほどで茎の先を切ったことで、茎が分かれ、背丈も伸び、より多くの花を付けたとみる。見頃は12月初めごろまでという。(小日向務)
