兵庫県西脇市美術協会所属で市内在住の工芸作家5人による作品展「小粒でもピリリと…可愛(かわい)い小物たち工芸5人展」が、同市野村町の市茜が丘複合施設みらいえで開かれている。陶芸や七宝焼、裂き織りの小品計約150点が並ぶ。20日まで。
出品するのは、陶芸の石井宏志さん、裂き織りの岡井光代さん、七宝焼の荻野かおるさん、陶芸の戸田光子さん、七宝焼の藤井敦子さん-の5人。「大作ではなく、暮らしに身近な小物を見てもらおう」と初めて企画した。
陶芸はオブジェや一輪挿し、ぐい飲み、水に浮かべる浮き球などがあり、七宝焼は、冬から春へと移り変わる情景や、ホタルやアジサイ、スズランなどの風景などを鮮やかに表現。裂き織りは小型のタペストリーのほか、手提げかばんなどを置く。会場での作品の販売はないが、作家が相談に応じる。
午前10時~午後5時(20日は午後3時まで)。(長嶺麻子)
