感染終息願い生け花力強く 播州清水寺で迎春準備

2020/12/28 05:30

自然美を伝える生け花=播州清水寺

 各地で迎春の準備が進む中、兵庫県加東市平木の播州清水寺では本坊玄関に、ダイオウショウ(大王松)などを使った、迫力ある生け花がお目見えした。 関連ニュース 災害時、物資輸送で協定 加古川市と福山通運 シゴセンジャーと学ぶ春の星 3月23、24日に明石・天文科学館で解説イベント <吉田美香と碁縁の輪>帝人元社長 長島徹さん(上)序盤から小さな波乱

 生け花は、同寺の清水谷善英住職の妻桂子さんと、同県三田市に住む檀家で茶華道教授の田守栄子さんが仕上げた。2人は半世紀前から毎年続けており、楽しみにしている参拝者は多い。
 今回は、新型コロナウイルス感染症の終息を願い、シダレヤナギの曲線美などを生かしながら、力強さを伝える作品となっている。梅の古木やユリ、センリョウなどがバランスよく配置され、落ち着いた色合いが目に優しい。桂子さんは「来年は明るい年になるように。鑑賞する人たちの心が癒やされれば」と話す。
 同寺の年越しは例年、31日午後11時に開門していたが、同感染症拡大防止のため、1月1日午前6時からとする。分散参拝を呼び掛けており、3日まで数量限定で甘酒を振る舞う。同寺TEL0795・45・0025
(中西大二)

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