バングラデシュの貧しい子どもたちの教育支援に取り組む市民グループ「One Drop(ワンドロップ)」の活動を伝える写真展が、兵庫県小野市役所(同市中島町)で開かれている。同国の小学校で学ぶ子どもの姿を写した約120点が並ぶ。15日まで。
同グループは、元中学講師の大西登志子代表(69)=同県加古川市=を中心に結成し、2016年には同国のコミラ市に小学校を建設した。支援の輪を広げるため、加古川、三木市などのイベントで写真展を開催するなどしている。
昨年は新型コロナウイルスの影響で、現地の小学校は3月から休校になったが、貧しい環境下にいる子どもたちを助けようと、現地の人たちの協力を得て、食料配布を実施している。
写真展では、ジャガイモや米などを喜んで受け取ったり、補習授業で登校し、校舎で楽しそうに学んだりする子どもたちの写真を並べている。
午前8時45分~午後5時15分。入場無料。(杉山雅崇)
