バッグや小物など革製品の展示が、兵庫県加西市三口町のギャラリー「ふく蔵」で開かれている。県内の女性らによる作品展で、作品に加え、皮革のなめしや染色などの作業をパネルで紹介している。14日まで。
出品しているのは、姫路市の小東智子さん▽宍粟市の土井景子さん▽丹波篠山市の鈴木恵美さんと、姫路市の皮革専門店レザーカフェ。多彩な形のバッグやコインケース、名刺入れ、印鑑ケース、さまざまなアクセサリーなど約300点が並ぶ。いずれも県内、姫路市やたつの市で生産された牛革や、宍粟市で捕獲された鹿革などを使っているという。
会場では作品に加えて、牛や鹿の皮をなめしたり、染めたりして革に加工する職人たちについても知ってもらおうと、牛革に加え、加工作業の様子を紹介するパネルも展示している。鹿革のコーナーでも加工や人と鹿との関わりについて説明するパネルがある。
小東さんは「作品自体に加えて、製作者の背後で、皮革の職人さんたちが支えてくれていることを知ってほしい」と話している。
観覧無料。販売もしている。同ギャラリーTEL0790・48・2005
(小日向務)
