加東市民病院で6人コロナ感染 兵庫県がクラスター認定
2021/02/16 05:30
職員5人と入院していた患者の感染が確認された加東市民病院=加東市家原
兵庫県加東市は15日までに、加東市民病院(同市家原)に勤務する職員5人と入院患者1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県が14日に職員1人の感染を公表しており、同病院での感染者が計6人となったことから、県は同病院でのクラスター(感染者集団)の発生を認定した。(中西大二)
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同市は13日、病院に勤務する職員の陽性を確認。その後、他の職員や入院患者へPCR検査を実施し、職員4人と80代女性の入院患者1人の陽性が分かった。
同病院内の消毒作業は既に終了、15日も外来診療を継続しており、同病院は「県加東健康福祉事務所と協議の結果、感染対策を徹底しながら通常業務を続ける」としている。
また、加東市社会福祉協議会は15日、はぴねす滝野通所介護事業所(同市下滝野)に勤務する職員1人が同ウイルスに感染したと発表した。軽症という。同協議会によると、加東健康福祉事務所が調査した結果、濃厚接触者はいなかったが、利用者の安全を確保するため、利用者51人と職員14人のPCR検査を実施した。結果は17日に判明予定。
同事業所は既に消毒を終えているものの、感染対策を徹底するため17日まで休業する。同事業所と同じ建物内にある同協議会滝野支部事務所は階層が違い接触機会がないため、予防対策をとり業務を継続する。
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