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北播磨地域のコロナウイルス対応を担当する加東健康福祉事務所(左)=加東市社(撮影・中西大二)
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北播磨地域のコロナウイルス対応を担当する加東健康福祉事務所(左)=加東市社(撮影・中西大二)

 新型コロナウイルス感染者が増加する中、神戸新聞社の支局に感染者の発表に関する問い合わせが相次いでいる。「『加東健康福祉事務所管内』とは?」「しばらくたってから自治体別の感染者が増加するのはなぜ?」-。兵庫県の発表方法に関連した疑問の声が多い。発表の仕組みと、今後の方針について調べた。(杉山雅崇)

 新型コロナウイルスの感染者が確認された場合、保健所政令市の神戸市や西宮市、姫路市などでは、基本的に居住地を含めた性別、年代などを独自に発表している。

 西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可町の北播磨5市1町を含めたそのほかの市町は、県が検査業務を管轄している。感染者が発生すると、担当者が本人への聞き取りを実施する。

 感染者が居住地の発表を希望しない場合は、感染を確認した健康福祉事務所の「管内居住」などの表現で発表される。三木市は本人の了承がとれた場合、独自に市内在住の感染者を公表している。

 県は「個人が特定されないための配慮」としており、その上で一定期間経過後、統計情報として市町別に振り分けて公表する。頻度は月2回ほど。まとめて発表するため、市町別の感染者数が、ある日になって十数~数十人規模で増加するのは、このためだ。

 現在の発表方法について、住民に意見を聞いた。「プライバシーの保護と、自分が感染した場合を考えると、この方法でもしょうがない」との考え方がある一方、「感染状況がリアルタイムに反映されていない」との声も上がる。

 4月以降、感染者が急増している半面、市民の「コロナ慣れ」も指摘される。北播地域の自治体で感染対策業務に従事しているある職員は「『事務所管内』では漠然としている。市民が危機感を持って感染情報に接するためには、現在の方法では不十分だ」と話す。

 県新型コロナウイルス感染症対策推進班は「人口が比較的少ない地域での感染者への風評被害を考えると、発表は慎重にならざるを得ない」としている。

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