公共施設休館、式典は縮小、図書館は制限強化 北播磨の各市町

2021/04/25 05:30

滝野温泉「ぽかぽ」と臨時休業を知らせる紙=4月24日午後、加東市下滝野

 新型コロナウイルスの感染拡大による兵庫県への緊急事態宣言発令を受け、北播磨各市町でも25日から5月11日の間、県の方針に合わせて多くの公共施設の休館を決めた。図書館など一部施設では開館するものの利用制限を強化する。 関連ニュース 東遊園地の「こども本の森」建物が完成 絵本や図鑑、寄贈本2万992冊に 神戸 クリスマス・年末年始にお薦め図書ずらり 小野市立図書館が紹介コーナー 子どもたちの笑顔思い浮かべ まだ本のない図書館

 西脇市は「茜が丘複合施設みらいえ」などの公共施設やグラウンドの貸し出しを休止する。図書館は、入館人数を制限した上で開館を継続。公園の遊具は一部の使用を禁止する。
 一方、同市では4月30日に旧市役所の閉庁式、5月6日に市役所新庁舎・市民交流施設「オリナス」の開庁式を予定する。市は職員の参加人数を3分の1程度に絞った上で実施する方針。市民を招いた9日の新ホールオープン式典は対応を検討しているという。
 小野市も全公共施設が休館となる。対象は市うるおい交流館エクラ▽市立図書館▽大池総合公園(野球場、陸上競技場、テニスコート)▽小野八ケ池自然公園(多目的ドーム、屋外コート)-など。市の担当者は「市民には三密を避ける行動をとってほしい」と呼び掛ける。
 市立施設の利用停止を決めた加東市。滝野総合公園体育館スカイピアなどの社会体育施設、地域交流センター(旧滝野文化会館)や公民館も利用できない。滝野温泉ぽかぽ、東条温泉とどろき荘、加東アート館、やしろ鴨川の郷は休館する。
 図書館は通常時間で開館。ただし閲覧席を3分の1に削減。貸出期間は4週間1人30冊とする。こども園、アフタースクールは継続する。
 多可町でも公共施設の貸し出しを中止。図書館での本の貸し出しはインターネットと電話、窓口のみで行う。加西市は現在、対応の検討を続けている。(取材班)
【記事特集リンク】新型コロナウイルス

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ