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足立さんがデザインしたかんぬき。元のかんぬきを鉄製の箱で押さえ、南京錠を掛けることで防犯性が確保される=西脇小学校
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足立さんがデザインしたかんぬき。元のかんぬきを鉄製の箱で押さえ、南京錠を掛けることで防犯性が確保される=西脇小学校
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 「僕がこの学校でした仕事は、つまりこういうことなんです」

 校舎が国の重要文化財に指定される西脇小学校(兵庫県西脇市西脇)。保存活動に尽力した神戸大名誉教授の足立裕司さんはそう言い、校舎の裏手にある鉄格子の門を指さした。

 目線の先にあったのは、門のかんぬきに取り付けられた鉄製の器具。うがたれた穴に南京錠を通すことでかんぬきを押さえ、防犯性を高めている。何度もスケッチを描いてデザインしたといい、「一番苦労した部分かも」と笑った。

 門を取り壊して新しい錠前を付けるのは簡単だが、改修の意義にそぐわない。「引き算ではなく足し算。それも、最小限のね」。難しそうなことをさらりと言ってのけた。

 くしくも答申の当日、西脇市は内閣府の「SDGs未来都市」に名を連ねることが発表された。「持続可能な開発」という言葉に込められた意味を、西脇小の児童たちは自分たちの校舎を通じて学ぶはず。「引き算ではなく、足し算」。取材を終えた帰り道、足立さんの言葉が耳元でよみがえった。(伊田雄馬)

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