高齢者施設の入所者対象 西脇でもワクチン接種開始

2021/05/01 05:30

ワクチン接種を受ける高齢者施設の入所者=西脇市下戸田(西脇市提供)

 兵庫県西脇市で高齢者施設入所者対象の新型コロナウイルスのワクチン接種が30日、同市下戸田の住宅型有料老人ホーム「こころの里西脇」で始まった。高齢者施設での接種は、北播磨地域では三木、小野市に次いで3例目。 関連ニュース 【感染症とケネディ氏】米国ではしか猛威、死者も 「反ワクチン」長官影響か 兵庫県のコロナワクチン副反応相談窓口、31日に終了 【アフリカのワクチン生産】コロナ後も遠い自給自足 米援助凍結追い打ちに

 同ホームでは、家族からの同意が得られた高齢者12人と職員8人にワクチンを打ち、約3週間後に2回目の接種を予定している。
 西脇市では75歳以上の一般市民は5月17日、65~74歳は6月28日から接種を始める。一方で多数の高齢者が集まる施設では集団感染のリスクなどから、準備が整い次第、接種する方針で、同ホームを含めた計2カ所で予定している。
 注射を受けた入所者の女性(95)は「これで安心。面会の家族にも会えればうれしい」と話していた。(伊田雄馬)

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