世界的トランペッターが名曲披露 「播磨国吹奏楽団」公演
2021/05/23 05:30
高いテクニックの演奏を披露するエリック・ミヤシロさんや播磨国吹奏楽団のメンバーたち=加東市天神
世界的トランペッターのエリック・ミヤシロさんと関西の若手演奏家による「播磨国吹奏楽団」の演奏会(神戸新聞社など後援)が22日、東条文化会館コスミックホール(兵庫県加東市天神)で開かれた。演奏家ら約40人が吹奏楽の定番曲から往年のダンス曲などを披露した。
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NPO法人「新しい風かとう」の主催で、入場者数を定員の半数以下に制限して開催した。ミヤシロさんは米ハワイ州生まれで、同国の名門バークリー音楽大を卒業後、プロ演奏家として長年活躍している。
若手演奏家のみの第1部の演奏は、全日本吹奏楽コンクールの課題曲「トイズ・パレード」で開幕。ミュージカル「レ・ミゼラブル」の劇中歌のメドレーでは、困難に立ち向かう民衆の歌などを勇壮に表現した。
第2部では往年のダンス曲「愛がすべて」で始まり、冒頭からミヤシロさんのトランペットが高音を奏でた。ミヤシロさんは「観客の前で演奏できるのは楽しい」と次々に高いテクニックを披露していた。(伊田雄馬)