加西市会、議会規則に「育休」　看護や介護などの欠席も認める

　兵庫県加西市議会の定例会は２日、開会し、議会会議規則の一部を改正し、出産などを含めた育児や、看護、介護、配偶者の出産補助などによる欠席を認めることを新たに明示した。男女共同参画など社会情勢に合わせ、議会運営委員会の提案で、同日可決した。 関連ニュース 全国でも異例、サービス向上とコロナ対策の一石二鳥　市役所があの手この手 丹波市が２万円の商品券交付案　低所得者ら１万１千人対象 「演劇のまちなんかいらない」の真意説明　新豊岡市長が初登庁

　会議規則の「欠席の届出」の項目で、従来は、入院などを含めた広い意味での「事故」としていた部分を、「公務、疾病、育児、看護、介護、配偶者の出産補助そのほかのやむを得ない事由」と具体的に改めた。出産の場合は「出産予定日の６週間前の日から出産の日後８週間を経過する日までの範囲内」などと示した。
　同定例会では、当局から１０議案を提案。民輪恵教育長の再任にも同意した。（小日向務）