加西の観光名所、手ぬぐいに 播州織のお土産を開発 加西
2021/06/05 05:30
加西市内の名所などを紹介する播州織の「加西てぬぐい」=加西市役所
兵庫県加西市観光まちづくり協会は、播州織のメーカー「内藤繊維」(同市満久町)と共同で、観光名所をイラストマップにまとめた「加西てぬぐい」を開発した。同市のお土産としてもらうことが狙いで、中国自動車道の加西サービスエリアや県立フラワーセンター、いこいの村はりまなどで販売している。
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手ぬぐいは、横約90センチ、縦35センチの標準的なサイズ。県指定文化財の「五百羅漢」や鶉野飛行場跡、県立フラワーセンター、北条鉄道など市内の名所、伝統芸能の鬼会など計14点のイラストが描かれている。デザインは同協会が市内の業者に依頼した。
播州織は、先染めした糸を使って、柄を表現するのが特徴。内藤繊維は、ハンカチを中心に生産している。極端に横長の手ぬぐいの図柄をバランスよく織るために苦労を重ねたという。
現在は、優しい色合いのブルーだけだが、ピンクや黄色、水色などの手ぬぐいも生産の準備を続けており、7月初めまでには店頭に並ぶ予定。
同社の内藤俊英社長は「製品を見て、さらに播州織の肌触りを感じてほしい」と話していた。1本1500円。(小日向務)