名曲の調べにうっとり 三重奏コンサート 加東市制15年など記念
2021/06/20 05:30
息の合った音楽を奏でる3人=やしろ国際学習塾
国内外で活躍する女性奏者でつくる室内楽トリオ「椿三重奏団」の演奏会が19日、兵庫県加東市上三草のやしろ国際学習塾で開かれた。3人はクラシックの名曲をさまざまな構成で披露し、親子連れら約180人が耳を傾けた。
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加東市制15周年と、やしろ国際学習塾開館30周年の記念公演として加東文化振興財団が主催した。
メンバーはバイオリンの礒絵里子さん、チェロの新倉瞳さん、ピアノの高橋多佳子さん。3人は児童たちの前でプロが本格的な演奏を披露する「おん☆かつ2021」で市内9小学校と、こども園を巡った。この日は締めくくりとして、授業に参加した児童を入場無料とした。
コンサートはエルガーの「愛のあいさつ」で幕を開け、奏者の組み合わせを変えながらショパンの「幻想即興曲」、ブラームスの「ハンガリー舞曲第6番ニ長調」など約10曲を披露。哀愁を帯びた音色や情感豊かなメロディーで観客を引きつけた。
曲名をすごろくのようにレイアウトした子ども向けのプログラムも配布。親子で訪れた滝野東小4の女児(9)は5年間ピアノを習っているといい、終演後は「いつかお姉さんみたいに演奏したい」とうっとりしていた。(伊田雄馬)