車から「にゃあお」走行中も「にゃあお」 探しても見つからず、ネコの音声流すと驚きの場所に

2021/07/04 05:30

車の中に迷い込んでいたネコ=小野市王子町

 兵庫県小野市内にあるなじみの喫茶店に社用車を止め、降りようとした時だった。「にゃあお、にゃあお」。ネコの声が響いた。車を降りる。周囲や車の下を見ても、姿が見えない。すぐに声は聞こえなくなった。 関連ニュース やさぐれ感が半端ない5匹の野良猫、実は「おにぎり」!?「かわいすぎて食べられない」と話題 「すぐ戻るから、この棒持っていて」と言われて2年!? 飼い主を探すシュールな「棒ネコ」漫画に広がる反響 「わたし、おこげ。元気に暮らしているよ」 山中で脚縛られていた子犬の新たな生活

 喫茶店で原稿を書く。30分ほどで店を出た。車を支局へと向かわせる。今度は走行中にまた「にゃあお」。これはおかしい。普段お世話になっているガソリンスタンドに行った。
 専用の機械で車を上げてもらい、ネコの捜索が始まった。呼び掛けても、姿を出さない。だめもとでユーチューブにアップされていたネコの音声をスマホで流した。すると、車の前部から「にゃあお」の声が。店員がバンパーを工具で外す。すると、中からかわいい子ネコが姿を現した。
 バンパー内部の隙間に入り込んでいたらしい。エンジンルームに行かなくてよかった。せっかく助かった命だからと、ひとまず保護することにした。
 支援を呼び掛けたところ、3日後、飼育を名乗り出てくれた神戸市の保護ネコ団体にネコを渡した。今後、人との生活に慣れさせた後、譲渡会で飼い主を探すという。もらい手探しに協力してくださった皆さん、ありがとうございました。
 団体によると夏場でも、気温が低下する夜間にネコが車に入り込むことがあるそうだ。これを読んでいるドライバーの皆さん、乗車前にボンネットをたたいてネコを追い出す「ネコバンバン」を、季節を問わずやってみませんか。(杉山雅崇)

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