高校生が交通安全動画 北条高、加西署に協力し作成

2021/07/20 05:30

歩行時の安全を学ぶシミュレーター=イオンモール加西北条

 夏の交通事故防止運動(15~24日)に合わせ、兵庫県警加西署は北条高校放送部の協力で啓発動画を作成、動画投稿サイト「ユーチューブ」などで公開している。18日には、加西市北条町北条のイオンモール加西北条で、キャンペーンも展開した。 関連ニュース 吉本新喜劇の吉田裕さん、故郷で「ドリルすんのかい」 高砂署の一日署長に 横断歩道は手を上げてね 親子で学んで渡り方、アンパンマンミュージアムで啓発 神戸 園児の動画を誤って公開 川西市のこども園、保育所 遊ぶ様子をユーチューブに

 動画は約3分。子どもや高齢者らの歩行者の安全確保をはじめ、重点目標などを紹介。歩行者に対する斜め横断の禁止や、シートベルト着用などドライバーが徹底すべきポイントなども具体的に訴えている。
 放送部員たちは、同運動の内容を調べ、さまざまな項目をどのような順番で紹介するのか-を検討。パソコンを使い、兵庫県警の啓発イラストなども活用しながら仕上げたという。ナレーションも放送部員が吹き込んだ。ユーチューブの県警公式チャンネルで公開しているほか、24日までイオンモール加西北条内でも上映されている。
 シナリオ作成を担当したいずれも2年生の板井麻琴(まこと)さん(16)と深田実希(みのり)さん(16)は「短く分かりやすい言葉を使うようにしたが、それを選ぶのが大変だった」「作成して身近なところにも危険があると分かった。常に安全に気を付けてほしい」と話していた。
 18日のキャンペーンでは歩行者教育シミュレーターを利用。子どもらが楽しみながら、交差点での車の動きなどを学んでいた。(小日向務)

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