炎熱ウナギ香ばしく 料理店でかば焼き作り 加東
2021/07/22 05:30
香ばしい匂いを漂わせるウナギ=加東市社
「土用の丑(うし)」の日(28日)を前に、兵庫県加東市社、社商店街の料理店「末永」で、ウナギのかば焼き作りが熱気を帯びている。19日の「土用の入り」以降、店主の末永峯雄さん(80)が店先で丁寧に炭火で焼き上げ、香ばしい匂いを漂わせている。
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同店は創業80年を超える。20年近く前からウナギを焼き始め、ほのかな甘さが評判を呼び、注文は北播磨地域に限らず、丹波篠山市や加古川市からも舞い込む。
新型コロナウイルス感染症の影響で昨年から宴会が減り、料理の注文も減ったが「自宅でウナギを食べたい」と話す顧客は少なくなく、今年は過去最高の700匹を焼き上げるという。
浜名湖産を毎年仕入れ、さばいたウナギを炭火にかけて特製のたれに漬ける。末永さんは「皮をパリッと、中身をふっくらと」と大粒の汗を流し、かば焼き作りに励んでいた。作業は27日にピークを迎える。
1匹3千円(税別)から、うな丼2千円(同)から。予約は末永TEL0795・42・0202へ。
(中西大二)