祖父母と写真撮影、投稿を 「敬老の日発祥の地」多可町が作品募集
2021/08/04 05:30
多可コレを考案した和歌山大の学生による投稿(多可町提供)
兵庫県多可町は写真共有アプリ「インスタグラム」に祖父母と撮った写真を投稿してもらい、家族の絆を確認する「多可コレ」を募集している。系統や色が似た衣服での撮影が条件で、「多可コレ」「シミラーコーデ」のハッシュタグを付けた投稿の中から当選者を選び、町の特産品などを贈る。
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同町は「敬老の日発祥の地」を全国にアピールするため、昨年度、大学のゼミなどを対象に「敬老の日のプレゼント」を公募。多可コレは最優秀賞となった和歌山大の学生が提案した。
対象は孫と祖父母を含む2人以上が一緒に写った写真。遠方に住む場合は、別々に撮った写真を1枚に加工してもよい。「シミラーコーデ」はカップルや家族で一部や全体を似せた服を着ることで、色や系統、形、柄のいずれかに統一感を持たせる。撮影時期は問わない。インスタグラムで多可コレの公式アカウントをフォローし、敬老の日の9月20日までに投稿された写真を審査し、当選作品を決めるという。
プレゼントは多可町特産品詰め合わせや町産コシヒカリ5キロ、「タカタータン」のクマのぬいぐるみなど。町ではフォロワー数約3万人のインスタグラマーにPRを依頼し、「家族の絆を見直す後押しになれば」と、来年以降も取り組みを継続する。(伊田雄馬)