加東の病院で職員や患者ら44人クラスター 外来診療や新規入院休止

2021/08/24 05:30

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 兵庫県は23日、加東市北野の加茂病院で、職員と入院患者ら計44人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。県は新たなクラスター(感染者集団)の発生を認定した。 関連ニュース 全国高校軟式野球が開幕 村野工、延長タイブレークでサヨナラ負け 明石で10歳未満~70代の48人感染 新型コロナ タイのアカ族支援へ写真家・宮本博文さんが写真展

 県によると19日、同病院で職員と入院患者の感染が初めて確認された。関係者に検査を行い、23日までに40~60代の職員4人と、50~90代の入院患者40人の感染が判明したという。県はこれまでに関係者計72人の検査を実施。現在も調査を継続している。同病院は23日から外来診療や新規入院患者の受け入れを休止している。
 また、県は同日、加東健康福祉事務所管内(西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可町)で20~60代の男女7人が新たに感染したことも発表。全員が同日までに発表された感染者の濃厚接触者か接触者で、軽症か無症状という。
 一方、小野市は23日、市総合体育館を管理する市都市施設管理協会の20代女性職員が感染したことを明らかにした。職員はトレーニング室の巡回指導などを行っていたという。利用者の濃厚接触者はいなかったが、別の職員1人が濃厚接触者と認定され、自宅待機している。
 西脇市も23日、同市教育委員会勤務の30代男性職員1人が感染したと発表した。窓口業務には従事していなかったといい、市は「庁内や来庁者に濃厚接触者はいない」としている。

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