特産イチジクの品評会 審査後の即売会も好評 小野
2021/09/06 05:30
毎年恒例のイチジクの品評会=小野市浄谷町
兵庫県小野市特産イチジクの品評会が5日、JA兵庫みらい農産物直売所「サンパティオおの」(同市浄谷町)で開かれた。生産者16人が丹精込めて育てたイチジクを出品したほか、即売会も実施され、会場は盛り上がりを見せた。
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県内では、小野市がイチジク栽培の北限地とされる。市内では、JA兵庫みらいの小野無花果(いちじく)部会が主品種「桝井ドーフィン」を約2・3ヘクタールで育て、「おのこまち」と名付けて市場に出荷している。収穫は11月ごろまで続くという。
品評会は、JA兵庫みらいが毎年この時期に開催。加西農業改良普及センター(加西市別府町)などから出席した審査員8人が、果実の質や色つやなどを見比べ、六つの賞を決めていった。
審査終了後は、即売会も開催された。用意された箱詰めを目当てに多くの市民が訪れ、新鮮なイチジクが飛ぶように売れていた。
同部会の河嶋和美会長(75)は「今夏の悪天候を越え、農家が一生懸命育てた。イチジクは健康に良いのでぜひ味わってほしい」と話していた。(杉山雅崇)