「敬老の日発祥の地」の多可町 祖父母描いた絵画公募、18人表彰
2021/09/21 05:30
絵画展で文部科学大臣賞を受賞した遠藤聖梧さん=八千代コミュニティプラザ
「敬老の日発祥の地」として知られる兵庫県多可町が募集した「全国おじいちゃんおばあちゃん子ども絵画展」(神戸新聞社など後援)の表彰式が20日、同町八千代区中野間の八千代コミュニティプラザで開かれた。特別賞に選ばれた町内外22人のうち18人が出席し、賞状や盾を受け取った。
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旧八千代町(現多可町八千代区)にあった野間谷村が、戦後間もない時期に9月15日を「としよりの日」に制定。後に国民の祝日「敬老の日」につながった。
同町は発祥の地をPRする絵画展を毎年開催している。今年は、合併で同町が誕生した2005年以降、最多となる6230点の作品が集まった。
このうち、文部科学大臣賞に選ばれた同町立加美中学2年の遠藤聖梧さんは、家の中でたたずむ祖父の姿を描いた。審査員からは「おじいちゃんの人柄や生きざまなどが絵を通して強く伝わる」などと評価された。
町内の応募作品は会場で展示する予定だったが、緊急事態宣言の延長を受けて全作品を同町のホームページで公開する。期間は10月4~31日。同町こども未来課TEL0795・32・2385
(杉山雅崇)