鮮やかすぎるキノコ発見 ソライロタケ、専門家「普通に見られるキノコではない」
2021/09/27 05:30
明るい青色が鮮やかなソライロタケ=加西市玉野町(河合伴法さん提供)
兵庫県加西市玉野町の雑木林で、明るい青色のキノコ「ソライロタケ」が生えているのを、近くの工場などを経営する河合伴法さん(49)が見つけた。かさの直径2~3センチの鮮やかな5本が生えており、初めて見たという。
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河合さんは工場内で栗の収穫をしていた20日朝、用水路を挟んで対岸の雑木林に青いキノコが生えていることに気付いた。「かさなどに傷はなく、非常にいい状態で発見できた。ラッキーだった」と喜ぶ。インターネットで調べてみると、珍しいソライロタケだと分かったという。
県立人と自然の博物館(同県三田市)の秋山弘之主任研究員は三田市や同県三木市などでソライロタケを確認しているというが、一度に生える本数が少ないこともあり、「普通に見られるキノコではなく、一般の人はなかなか気付かない。青色のキノコは珍しく、見つけた場合、強い印象を受けるだろう」と話していた。(小日向務)