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初公開となる江戸期の来迎会で使われた衣装=小野市西本町
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初公開となる江戸期の来迎会で使われた衣装=小野市西本町
浄土寺建立を現地指揮していたとされる観阿上人の座像=小野市西本町
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浄土寺建立を現地指揮していたとされる観阿上人の座像=小野市西本町

 兵庫県小野市浄谷町の国宝浄土寺に伝わる貴重な資料を展示する特別展「知られざる浄土寺の至宝」が、同市立好古館(同市西本町)で開かれている。初公開となる江戸期に催された法会「来迎会(らいごうえ)」で使用された衣装は、色鮮やかな装飾が美しい。ほかにも、鎌倉-江戸期にかけての書状や絵図など、浄土寺の豊かな歴史を物語る計53点が並ぶ。12月5日まで。(杉山雅崇)

 今年は、鎌倉時代初期に浄土寺を創建した重源(ちょうげん)上人(1121~1206年)の生誕900年にあたる。記念に合わせ、鎌倉、室町、江戸期を経て現代に伝わる浄土寺の歴史と文化財を紹介しようと、同館が企画した。

 書状のコーナーには、1192(建久3)年、重源ゆかりの東大寺の寺領だった大部荘(現小野市)の領域を確定するため、800年以上前に発給された貴重な書状が目を引く。

 また、戦国時代に羽柴秀吉が同寺に送った土地支配に関連する書状も。播州攻めの様子を伝えており、興味深い。浄土寺建立の現地指揮を担ったとされる観阿上人の木像など、貴重な品々も展示されている。

 初出展となる江戸期の衣装は、衆生を浄土に導くために来迎する菩薩(ぼさつ)に仮装して練り歩く「来迎会」で使われていた。草花の模様が金色で衣にあしらわれているほか、金属製の冠や、後光を表現するために頭部に付ける飾りもある。

 同館の石野茂三館長は「浄土寺は、800年以上の歴史を伝える貴重な品々がたくさんある。郷土にある歴史的建造物の良さを知ってもらえたら」と話している。

 午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館。大人300円、小中学生100円、小学生未満無料。好古館TEL0794・63・3390

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