播磨農業高生が葉ボタン育成、老人クラブに苗配布 加西

2021/10/01 05:30

葉ボタンの苗を荷台に積み込む生徒たち=播磨農業高校

 播磨農業高校(兵庫県加西市東高室)で29、30日、同市内の老人クラブ114団体に葉ボタンの苗が配布された。生徒たちが8月から育ててきた紅や白に色づく4種類の苗で、各地区の花壇などに植えられる。 関連ニュース 早お正月準備 葉ボタン5種4千株出荷始まる 豊岡・出石のみどり園芸 紅白葉ボタン正月待ちわび 加古川・志方でまもなく収穫 丹波国際映画祭 グランプリに、手話を守る闘い描いた「ヒゲの校長」 谷監督、当事者起用し表現追求

 同市花と緑の協会や、市老人クラブ連合会が毎年、実施している。同市は県内有数の葉ボタンの産地。同校園芸科草花デザインコースの2年生20人が8月に種をまき、水やりなどの世話をして育ててきた苗約1万2千本を協会が買い取り、各地区の老人クラブに配布した。春には市花のサルビアも配布している。
 30日には、各老人クラブの代表らが、軽トラックなどで同校を訪問。販売場所に順番に停車し、生徒たちがそれぞれケースに入れられた4種類の苗計100本を荷台などに積み込んだ。配布した苗の品種や育て方などを説明したチラシも配った。
 同校の生徒(16)=加古川市=は「葉ボタンは、寒さにも強く冬にぴったり。配った苗が市内の各地に広がってくれたらうれしい」とほほ笑んだ。(小日向務)

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