自転車で加西の100キロツーリング 景色も食べ物も満喫「また走りたい」
2021/10/18 05:30
グループごとにスタートする参加者たち=加西市鶉野町
自転車のツーリングを通して、兵庫県加西市の魅力を味わう「カサイチfan(ファン)ライド」が17日、鶉野飛行場跡(同市鶉野町)を発着点に開かれた。沖縄から東京まで21~72歳の307人が出走。市北部などの峠や田園風景などを満喫し、エイドステーションでは特産品も味わった。(小日向務)
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一昨年に始まり、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止したため、今回で2回目。距離100キロのロングコースで、上った標高の合計は748メートルとなる。
同ウイルスへの感染対策として、参加者には同日まで2週間の健康チェックを求め、同飛行場跡では15人ずつ分散してスタートした。
参加者たちは、同県加東市の播磨中央公園などを経て加西市北部に広がる遠坂、船坂、釜坂峠へ。その後、南下して北条鉄道の横を走り、一乗寺などを通って午後3時前からは相次いで同飛行場跡にゴールし、完走証明書や記念品を受け取っていた。
途中6カ所にはエイドが用意され、加西産のミニトマト、特産のブドウ「ゴールデンベリーA」のジュース、シカ肉カレー、自転車の形の特製クッキーなどが振る舞われた。エイドの一つ、オークタウン加西(加西市鴨谷町)では、加西署などによる啓発グッズを配布した交通安全キャンペーンもあった。
同県たつの市から参加した大学生(21)は「加西は初めてだが、交通量が少なくて走りやすいし、食べ物も景色も満喫できた。また走りたい」と笑顔で話していた。