愛好家が丹精 12部門に121点 県連合菊花展覧会 フラワーセンター

2021/10/28 05:30

大輪などの菊が咲き誇っている県連合菊花展覧会=県立フラワーセンター

 兵庫県内の愛好家から寄せられた作品を展示する「第44回県連合菊花展覧会」(神戸新聞社後援)が、同県加西市豊倉町の県立フラワーセンターで開かれている。県内各地の72人から12部門に121点が出品されている。 関連ニュース 菊花作り、西中さん日本一 17年ぶり2度目 花弁のそろい方など評価 茶席の高級炭、一庫炭の窯出し 断面の菊の花模様美しく 川西・黒川地区唯一の生産者「山守り、伝統文化伝える」 【怪談】「お菊さん」皿屋敷伝説を巡る姫路や尼崎の騒動 ジャコウアゲハの因縁

 県内の愛好家団体でつくる県菊花連合会の主催で、毎年この時期に開かれている。切り花など4部門は11月1日の出品で、合わせて審査会がある。
 大菊花壇は、大輪の3本仕立てが横3列、縦4列に並ぶ。大菊福助作り花壇は、背丈の低い1本仕立てで、異なる色の5鉢で出品している。鉢植え風致盆景は、鉢の中に自然の風景を再現している。そのほか、小菊や大輪などを組み合わせた「自由花壇」などさまざまな手法で菊の魅力を紹介している。
 今年は夏の暑さや残暑などの影響で、菊を含めてさまざまな植物の開花が遅かったり、花の付きが悪かったりしているという。同センターは「連合菊花展も11月の第1週ごろが見頃ではないか」としている。
 11月21日まで。期間中無休。入園料500円(高校生以下無料)。同センターTEL0790・47・1182
(小日向務)

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