5年生が電気自動車学ぶ 加西・北条東小 地元企業が協力

2021/10/29 05:30

EV車などのエンジンルームを見て違いを学ぶ児童たち=北条東小学校

 電気自動車(EV)やEVバッテリーについて学ぶ授業が28日、兵庫県加西市北条町西高室の北条東小学校で開かれた。トヨタ自動車とパナソニックが出資して設立した車載用電池製造「プライムプラネットエナジー&ソリューションズ」(関西本社・加西市)が協力し、5年生約50人が参加した。 関連ニュース <兵庫県高校駅伝>女子1区、須磨学園の池野が区間賞 <兵庫県高校駅伝>男子1区、西脇工の新妻遼己が区間新記録 28分22秒 兵庫県高校駅伝がスタート 優勝校は12月21日の全国大会へ

 自動車やエネルギーなどと地球温暖化の関係などについて調べ、電気を使った未来の加西のまちをデザインする授業の一環。同社の出前授業は3回の予定で、最終回には児童たちが未来の加西について発表する。
 この日は、同社社員が学校を訪れ、会社やEVエンジンなどを紹介。バッテリーがまだ高額な点なども説明した後、課題解決の練習として、カレー店を例に、競合店に勝つためのアイデアを募集。児童からは「人工知能(AI)ロボットの導入」「コストパフォーマンスのいい道具を購入する」などの意見が出された。神戸マツダ姫路店の協力で、EV車とハイブリッド車の走る様子やエンジンルームなどを見て、違いも学んだ。
 児童(11)は「ガソリン車の方がEV車より安いし燃料補給も早い。でも環境にはEV車の方がいい。どちらがいいかは難しいことが分かった」と話していた。(小日向務)

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