ドラフト巨人1位指名・翁田投手 生まれ故郷の多可訪問「町の子どもの目標になる」

2021/11/10 05:30

吉田一四町長(右)から花束を受け取る翁田大勢投手=多可町役場

 プロ野球ドラフト会議で、巨人から1位指名を受けた関西国際大4年の翁田(おうた)大勢投手が9日、生まれ故郷、兵庫県多可町の吉田一四町長を表敬訪問した。翁田投手は自然に親しんだ幼少期の思い出を語り、「応援よろしくお願いします」と初々しく頭を下げた。 関連ニュース <兵庫県高校駅伝>女子1区、須磨学園の池野が区間賞 <兵庫県高校駅伝>男子1区、西脇工の新妻遼己が区間新記録 28分22秒 兵庫県高校駅伝がスタート 優勝校は12月21日の全国大会へ

 翁田投手は同町八千代区生まれ。小学校時代は地元の「八千代少年野球クラブ」、中学校では丹波市の硬式野球チームに所属し、西脇工業高へ進んだ。関西国際大では最速157キロの速球を武器に、エースとして活躍した。
 この日は町のゆるキャラ、たか坊とふうこが出迎え、翁田投手は色紙と野球ボールにサイン。吉田町長は1位指名を祝福し、「スポーツを頑張る町の子どもにとって、大きな目標となる」と喜んだ。翁田投手は幼い頃から近くの川で魚取りなどを楽しんだといい「自然が豊かで遊ぶ場所が多い」と古里の魅力を挙げた。
 吉田町長から指名後の両親の反応について問われると、「喜んでくれたが『1位』という結果には驚いていたようだ」とはにかんだ。「町の子どもにメッセージを」と渡された色紙には「人にやさしく」と書き込んだ。(伊田雄馬)

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