コウノトリ飛来、北播磨各地で相次ぐ 加西のため池に20羽超も

2021/11/18 05:30

サギとともにため池に姿を見せたコウノトリ=加西市西笠原町

 兵庫・北播磨地域に今秋もコウノトリの飛来が相次いでいる。稲刈りが進んだころから目立ち始め、ため池などで餌をついばんだり、優雅に大空を舞ったりする姿が見られている。 関連ニュース 欠けた月と2羽のコウノトリ、絵になる共演 コウノトリを公開エリアから移動 鳥インフル予防で「郷公園」 来園者を通した感染も警戒 義足のコウノトリ死ぬ 1歳の雌、今春から郷公園でリハビリ 兵庫

 兵庫県加西市では、ため池の多い南部を中心に群れたコウノトリが目撃されている。時には20羽を超えるコウノトリが集まったこともあったという。
 同市西笠原町のため池には16日午前、多くのサギと一緒に7羽のコウノトリが飛来。水を抜かれて浅くなった池の中などを、餌を探すように水中にくちばしを差し込みながら歩いていた。池の周りでは、車を止めてコウノトリの姿を見守る住民の姿もあった。
 県立コウノトリの郷公園によると、北播磨では10、11月に加東市や小野市、三木市、多可町からも目撃情報が寄せられているという。(小日向務)

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